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2017.11.10 FRI - 速読多読コーチング

親孝行を子供がするものと思うのは論語の誤解でありカルト宗教みたいなものだ。東大教授と渋沢栄一が認めた親孝行は親の責任。


親孝行は親の義務であり、子供の義務ではない。親孝行は親の責任であり子供の責任ではない。人間、誰もがやりたくもない事を無理矢理やらされると非常に苦痛を感じる。そしてそれは誰も幸せにしない。親子関係は人間が最初に出会う人間関係だからそこがねじれていると全ての人間関係がダメになる。毒親問題として私もかなり色々取り上げているけども、親子関係がねじれていると全てがダメになる。ダメな親に育てられると恋愛も上手く行かないし仕事だって上手く行きにくい。

逆に言うと親子関係のねじれが無くなれば色々な問題が解決していく。その為に簡単かつ大変効果的なのが『やりたくない親孝行を全てやめる』ということ。しかし、日本は儒教、論語に強く影響を受けている国なので『やりたくない親孝行をやらない』という事は大変憚られる。常識的な人であればあるほど、一般的にいい人であればあるほど『そんなことを言っていいのか・・・』と悩む。私の様に学校に行きたくないから行かない、不登校と呼ばれてもどうぞご自由に、と言える人は少ない。自分の心に正直にやりたくないことはやらない、と言える人はなかなかいないのだ。だから親孝行はやらなくていい、という論理的な根拠をどんどん紹介することによって色んな人を楽にしたい。

まず、そもそも儒教における論語で親孝行は子供の義務という解釈はただの誤解であり間違いだ。ただ、残念ながら少なくとも私は論語関係の本を100冊近く読んでいるけどその誤解の方がメジャーだ。殆どの論語の日本語訳が間違った解釈を何も思考せずに翻訳してるだけ。著者が儲けるためか、名声を高めるためか、はたまた出版社の資金繰りのためなのかわからないけども思考停止の論語訳が日本には大量にばらまかれている。Amazonで論語と検索すると13,000件も出てくる。アホか!(笑)

まず、親孝行の誤解を生んでるのが論語の最初の方に出てくる学而第一の二の文章

有子曰

其爲人也孝弟

而好犯上者鮮矣

不好犯上

而好作亂者

未之有也

君子務本

本立而道生

孝弟也者

其爲仁之本與

これが親孝行を推奨してる文章だと誤解されている。これを現代語にすると

有子が言った「その人がらが孝行悌順でありながら、目上に逆らうことを好むようなものは殆ど無い。目上に逆らうことを好まないのに、乱れを起こすようなものは滅多にいない。君子は根本のことに努力する、根本が定まって初めて進むべき道もハッキリする。孝と悌ということこそ、仁徳の根本であろう」

となる。そもそも親孝行しろと言ってる人はこの文章くらいは由来としてしってるのだろうか。多分読んで無いと思う。この言葉の誤解が論語における親孝行のイメージを間違って伝えている。

まず、東京大学東洋文化研究所教授の安冨歩さんの解釈では孔子は「孝と悌」が産まれるためにはそもそもまず親が子供に対して無条件の愛情を注いでいることが前提だと言っている。詳しく読みたい人は安冨歩さんの「生きるための論語」を読んで欲しい。なぜ、孔子がそういう風に言っていると解釈してるかということがずらーーーーーーーーっと論理的に書かれている。まさにTHE研究者という感じだ。簡単に言えば親孝行したくなるような気持ちが子供から自然と湧いてくるような愛情をそもそも親がちゃんと子供に注ぎなさい、と孔子が言っているのだ。

これはとても至極真っ当で自然な解釈で納得も出来る。親孝行は強制される物ではないし、まして親が子供に求めるものではない。親が子供に求めた時点でそれは親孝行では無く親への隷属であり子供の奴隷化に過ぎない。私の周りにも親を心から大切にしてる人はそもそも親から大切にされてる人が多い。それも子供の自主性を大事にしてる素晴らしい親御さんが多い。

例えば私の会社で活躍してる平田は子供の頃から私立の女子中、女子校の名門に入れてもらい、留学までさせてもらって、大学は学習院を卒業してる。親御さんからしたら大変お金と時間をかけて愛情を持って育てられたのだろう。そんな娘さんが社会人になって入社するとなったのがまだ大して成功もしてない出来て4年くらいの私の会社だ。当時の私の会社の事務所はお茶の水から徒歩15分くらいのとんでもないボロビルに入っていた。しかも採用条件が日給0円の成功報酬性のインターンシップで売上を上げたらOKというすさまじく厳しい条件だ。普通の親なら絶対反対する。

ただ、平田さんの親御さんは沢山働く娘さんを愛情深く心配はしていたけど、そんな会社辞めろ、と反対はしてない。いや、してたのかもしれないけどあくまで娘さんの自主性を尊重してくれていた。一事が万事平田さんの親御さんはそんな感じなので当然娘の平田さんは親と仲がいい。見ているとほのぼのして私も嬉しくなる。それが親子関係ではないだろうか。

平田の一年後に入社した大山も似たようなインターンシップを経て入社してるけども大山も親からは全く反対されていなかった。だが、これは自主性と言うよりはただの無関心だった。私はスタッフの体調が悪いと病院に行くよう伝えているけども、大山の目の調子が悪くて白内障の疑いがある症状が出たときに眼科に連れて行ったことがあった。下手すれば視力がかなり悪くなるかも!というくらい重大な話だったので私は親御さんにこういう状況です、ちゃんと病院には連れて行きますからね、と伝えたことがある。その時の反応は驚くほど素っ気ないものだった。他にも大山が体調が一〜二年に1回くらい休むくらいの病気になったときは親に伝えていたけどもその内私は「この親は心配してないな」と思ったので伝えるのをやめた。ちなみに休んだ場合も報酬を出した上に病院代も私が立て替えることもあり、しんどそうなときは病院に行くタクシー代も私が出した。

子供の頃(まだ幼児の頃)大山は生死をさまようほどの病気になって数週間ほど入院していたことがあったのだけど、その時も親は殆ど見舞いに来なかったらしい。母親も父親もだ。そんなエピソードを後から聞いたので私はその時に色々腑に落ちた。しかし、素っ気ない割に大山の親はひたすら大山を束縛しようとしていた。たまには帰ってきて一緒に飯を食え、あれをしろこれをしろ、とにかく要求が多い。病気の時は放置するくせに要求は多い、こういうのを見ていると間違った親子関係なのだなと強く痛感する。痛感するだけでは可哀想なので私がせめて出来る範囲で愛情を注いであげたいと思う。また、大山のように苦しんでる人が多いだろうからそういう人を少しでも楽にしたいと思ってこの文章を書いた。

こういう親は親孝行を間違って捉えているのだろう。孔子はそんなことを言ってない、というのが私の信じる解釈だ。それを東京大学の教授の安冨さんも言ってるのだけどもう一人言ってるのが日本の資本主義の父と言われた渋沢栄一だ。渋沢栄一は江戸時代末期(幕末)から大正初期にかけての日本の武士で、官僚、実業家。第一国立銀行や東京証券取引所などを設立した人だ。この人が設立に関わった企業は東京ガス、東京海上火災保険、王子製紙(現王子製紙・日本製紙)、田園都市(現東京急行電鉄)、秩父セメント(現太平洋セメント)、帝国ホテル、秩父鉄道、京阪電気鉄道、東京証券取引所、キリンビール、サッポロビール、東洋紡績、大日本製糖、明治製糖など、多種多様の企業の設立に関わり、その数は500以上といわれている。

この渋沢栄一の有名な本に「論語と算盤」という本がある。この本の中で渋沢栄一はこう書いている。

孝行は強制するものではない。

親から子に対して親孝行しなさいと強要するのはかえって子供を親不孝に追い込む。

親は自分の気持ち1つで子供を親孝行にも出来るが親不孝にもしてしまう。自分の思い通りにならない子供を全て親不孝と思ったらそれは大きな間違いなのだ。

と書いている。渋沢栄一の論語と算盤は安冨歩さんの生きるための論語と比べて研究書としての価値はそこまで高く無い。自分自身の実践の書として書いているからだ。それでも渋沢栄一という明治の偉人が論語を読み「親孝行は親から子供に強制してはならない」と言っているのだ。興味がある人は是非読んでみて欲しい。

もうこの辺りで十分ではないだろうか。

東京大学という日本の最高学府の教授が『親孝行を孔子は強制してない』と言い

渋沢栄一という明治の偉人が『親孝行は親から子供に強制してはならない』と言い

清水有高という月1500冊以上の読書家でありコーチが『親孝行はやりたくないならしなくていい』と言ってる(笑)

それでもまだ親孝行は子供の義務というならそれはカルト宗教だ。そんなカルト宗教を信じて幸せになるならそれもまた信教の自由かもしれないけど、今一度自分の心に幸せとは何かを考えてほしい。その為にも今日も読書だ!

追伸

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今日も読書!

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。コーチングと読書を通じて色々な可能性をみんなに伝えていきたくてこのチャンネルを運営中。月1,500冊以上の読書をして、それとは別腹で漫画も毎月数百冊読む。趣味はパイプ、葉巻、ドライブ、喫茶店&本屋巡り。

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清水 有高

清水 有高Yukou Shimizu

ビ・ハイア株式会社 代表取締役

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。

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