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2018.09.25 TUE - 速読多読コーチング

ネガティブな言葉を使う人との優しい距離感について。辛くて苦しんでる人に明るくなれば?と無節操に言葉をかけると自分も相手も傷つく。

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ネガティブな言葉を使う人との優しい距離感について。人は子どもの頃や、大人になっても自分が無力な時に自分を理不尽な暴力で傷つけてきた相手に対して反撃として軽蔑の念を抱いたり、悪口を言ったりしてしまうものです。軽蔑の念や悪口ばかり言い続けることは確かに言ってる方も聞いてる方も辛いものです。確かにそういう言葉ばかり使っても人生が良くならないのかもしれません。

しかし、相手の受けた傷に共感せずにただ理屈だけを振りかざして「悪い言葉ばかり使っていても人生は良くならないよ」「気にせず他の事を見たら?」「明るい方向を見たら?」と言うのは別の暴力になります。ネガティブな事を言ってるその人はどうしようもなく辛くて、言いたくなくても口から出てしまうのです。心に湧き上がってくる嫌な感情が自分でもどうしようもなく出て来てしまうのです。そこに理屈で蓋をすることは出来ませんし、やってしまっては別の暴力を産むだけです。

無論、傷つけられたからと言って犯罪に走ることが許されるわけではありません。そこまで極端でないにしても、仕事以外の場所で傷つけられたからやる気が出ないから仕事で迷惑をかけて当然、と言うわけでもありません。

しかし、そこまでないならその人が心から湧き上がり、どうしようもなく口から出てしまうものに蓋をすべきではありません。そのようなことを言ってる人の言葉を理屈で閉じたくなる人は、自分の中のネガティブな部分を一生懸命蓋をしてるのに他人が言ってるのが許せないのかもしれません。

辛い、苦しい、許さない、最低だ、軽蔑する、という風に言ってる人が親しい人なら自分が出来る範囲で寄り添って上げて聞いてあげて欲しい。解決をする必要は無いのです。聞いてる自分が辛くなりすぎたら聞くのをやめてそっと離れてあげましょう。

傷つけられて出て来てしまうどうしようもない嫌な感情や言葉は例えるなら風邪を引いた時の熱のようなものです。熱が出てること自体を理屈で

それは生体の免疫反応だから気にしなくて良い
熱が出るのは自然な事だから辛い辛いと言っても仕方ない

と言っても可哀想なだけです。無論、熱が出てるからと言って辛いから他人に迷惑をかけて良い!というのは極論ですが、理屈で熱が出てること自体を否定するのは冷たい対応です。それはどれだけ「相手のことを思って」言ってるように見せかけても冷たいことです。それは熱が出てる相手に冷水をぶっかけるような行為です。相手がどう受け取るかが重要なのです。

辛そうにしてる人は自分なりの距離感でそっと距離を保ちつつ接してあげましょう。吐き出しきったらその人は立ちあがるかもしれません。もしかしたら悲しいことにその人の受けた言葉が辛すぎて立ちあがれないかもしれません。それだとしてもむやみに辛いと思うけどそんなこと言っても意味ないよ、明るい言葉を使おうぜ、という暴力をその人に投げかけるよりはマシでしょう。

では、その辛そうにしてる人が家族だったり職場だったり友人、恋人ならどうでしょうか?適切な距離を取ろうとも取れない相手はどうすればいいでしょうか?これはとても難しい問題です。辛くてネガティブな言葉が出てくる人が側にいた場合、私達はその人の言葉を聞き続けて自分の中の蓋をしてる感情が刺激されますし、そもそも聞いてるだけで気分は良くないので私達まで辛くなります。

これに関しては文章だけでは解決策は伝えきれませんが、辛そうにしていてネガティブな言葉を使う人の感情を理屈で蓋をすることは暴力だし、解決には繋がらないという事実を知って適時対応するしかありません。

アルノグリューンというユダヤ人の心理学者が下記のような事を書いています。

人間は、脅され、恐怖に陥ると、「自分を恐怖におとしいれた人と一体化する」傾向があるがこれほど不思議なことはない。さらに、脅される人は、脅す人と融合し、恐怖におとしいれる権力者に自分の判断を合わせ、自分のアイデンティティまでも放棄してしまう恐怖におちいった人は、このようにして決して成功するはずがないのに自分自身を救うことができると期待するのである。

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従順という心の病い―私たちはすでに従順になっている アルノ グリューン
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もしかしたらネガティブな感情を理屈で抑えつけてこようとする人は自分自身も過去そういう風にしないとどうしようもなかったのかもしれません。傷つけられた傷を「その程度気にする必要は無い」とか「明るい方を見れば良いじゃ無いか」と言われて仕方なくそうやって蓋をした人なのかもしれません。

傷つかれたものを理屈で蓋した人は同じように他人にそういう正義を振りかざすようになります。それは正しい理屈というものを持って振りかざされますが、本当は振りかざしてる人の悲鳴なのかもしれません。だからと言って傷つけてくる人の事情を察してあなたが再び傷つけられる理由にはならないのです。

私の周りにもそういう人がいますが、突き放すことも、自分が辛くなるまで寄り添うこともお互いを不幸にするだけです。本当にこれは難しい問題ですね。1つ1つ本を読み、知識を収拾して何とか自分も相手も幸せになるよう動いていくしかありません。今日も読書!

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昨日は清水さんも辛かったので烏賀陽さんと飯食いながら話を聞いてもらいました。烏賀陽さん感謝!こういう時に助けになるのは話を聞いてくれる友人ですね。大感謝大感謝!その分烏賀陽さんのnoteと本を売るぞ!

紹介した本の著者略歴 Amazonより引用

1923年、ベルリンでユダヤ人の両親のもとに誕生。1936年、米国に移住。心理学を専攻し、1954年よりニューヨークのハーレムにある子ども病院の心理療法師として活動。1961年、テオドール・ライクのもとで精神分析医として学位を取得。その後、ラトガース大学で神経学ならびに心理学の教授として勤務するとともに精神分析医として活動。1979年、スイスのチューリヒに移住し精神療法の診療所を開設した。2015年10月に逝去。フロイトらの心理学を(批判的に)学び、ニーチェの哲学、フランクフルト学派の社会哲学の影響を受けた論考は、近代的な文化の中に生きる私たちの心の問題を解明し、「コピー」として生きるのではなく、「オリジナル」として生きるように提唱する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

清水有高プロフィール

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清水 有高

清水 有高Yukou Shimizu

ビ・ハイア株式会社 代表取締役

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。

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