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2016.01.03 SUN 読書ブログ

猫を撫でながら心の社会 脳の探検 マーヴィン・ミンスキーを読んで

久々の更新ですね。こんにちわ。色んな人やこの一月万冊の読者から『もう更新しないの〜』ってメールがガンガンくるのですが、ちょいと待っててくださいね。色々動いてるんです。お楽しみに。

この記事は私の経営してるビ・ハイア株式会社

猫を撫でながら心の社会 脳の探検 マーヴィン・ミンスキーを読んで


からの転載です。最近読書ブログをビ・ハイアHPにも書くようになったのでこっちにも転載しておきます。

以下転載です。

ビ・ハイアに応募する皆さんに、社長はどんな本を読んで、何を考えてるのか、つらつらと書こうと思って書きます。なんせビ・ハイアといえばアニメゲーム漫画、と言うのと同時に、ビ・ハイアと言えば読書!だからです。ビ・ハイアスタッフは毎月漫画以外で100冊以上の読書をしています。社長の私は1000冊以上です。漫画小説雑誌は含まれません。

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昨日、ミンスキー博士の心の社会を読んだけど、今日は心の社会の続編に当たる脳の探検を読んだ。心の社会は574ページでしかも二段組み。脳の探検は488ページ。合わせると1,000ページを超える本なのだけど、非常に面白い。何が面白いかってコンセプトが面白い。

心ってそもそもなんですか?という事をずっと考えて、書いている。ミンスキー博士の主張は『心とはそれ自体意味の無い単純な神経反応の集合体』ということ。心の社会の最初にも書いてあるけど

この本では心というのがどうはたらくのかを説明しよう。中略〜この本では心が沢山の小さな部分を組み合わせて作れると言う事を示そうと思う。ただし、それぞれの部分には心がないものとしよう。

とある。これだけだと普通の人は?ではないだろうか。心がないような小さな部分を組み合わせていくと心になるってどういうこと??と言う事ではないだろうか。ミンスキー博士の主張は人間の認識、反応というのは一つ一つを細かく分けていくといわゆる『人間的な心のある反応』ではなく小さな神経レベルの反応でしかない。しかし、何故かそれが集まると人間の心になる、と言う事。すごく大ざっぱな説明なので、詳しく知りたい人は1,000ページに挑戦してください。

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さて、朝読書してるとウチの猫が近くに寄ってきました。この白と黒の模様を持った猫は私がこうして仕事をしたり読書をしてると寄ってきます。うるさくかまうこともなく、単に側にいたがります。たまにキーボードの上に乗ったり、あまりに仕事ばかりしていると『にゃ〜』と鳴いて主張してきます。鳴いてきた場合はよしよし、と数分撫でてあげるとゴロゴロいって落ち着きます。

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たまに私が撫でずに本ばかり読んでいたりすると、なるほど、ご主人は忙しいのか、とばかりに他の所に行きます。そうすると、今度はブロンズと黒模様の猫にかまってもらいます。この猫は白と黒よりもお兄ちゃんで、他の猫がさみしがってるとこうやって毛繕いしてあげます。

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そして落ち着くと2人ならんで安心したように寝ています。この一連の流れを見て猫に感情がある、心がある、と感じる人は多いと思います。飼っている私自身、白と黒の猫は甘えただけど、仕事や読書の邪魔をそれほどしないいい猫で、物わかりもよくて忙しいと他の場所で他のお兄ちゃん猫とかにかまってもらっています。

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この写真の猫は白黒の姉妹なのですが主張が激しい。かまって欲しいときは『にゃ〜にゃ〜にゃ〜〜〜!』と鳴きます。キーボードの上を歩いたり、読んでいる本に猫パンチしたりもします。見ていて、姉妹猫でも性格が違うなあと感心します。

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私は猫の本だけで50冊以上、動物について、生物学の本だけで100冊以上の読書をしましたが、やっぱり猫には心があるよな、と思います。昔、犬や鳥を飼っていましたが、それにも心があると感じます。しかし、人間と猫の心、性格の違いはなんなのでしょうか。ミンスキー博士が言うように、心がそれ自体心のない部分の集合体であれば、人間も猫も同じの筈です。

人間は自分には心があり、思考がある、動物や機械にはそれがない。合ったとしても人間とは違う低いレベルの反応に過ぎない、と思っている人の方が多い。でも、実は機械のプログラムも、猫の反応も、人間の心とやらも同じだとしたら・・・あなたはどう思いますか。ビックリですよね。

Marvin_Minsky_at_OLPCb

マーヴィン・ミンスキーはマサチューセッツ工科大学(MIT)メディア・アート&サイエンスの東芝プロフェッサーであり,電子工学およびコンピュータ科学の教授である。人工知能,心理学,光学,数学,および計算理論の先駆的研究を進めてきた。コンピュータ・グラフィックス,知識と意味論,マシン・ビジョン,およびマシン・ラーニングの分野に多大な貢献をし,宇宙探索に関する技術にも情熱を注いだ。1990年には日本国際賞を受賞している。 ミンスキー教授は,インテリジェント・ロボット研究の先駆者の一人であり,触覚センサー,視覚スキャナーと,ソフトウェアおよびインタフェースを用いてロボットハンドを開発し,1951年には世界初のニューラル・ネットワーク学習マシンを開発した。1959年,ジョン・マッカーシーとともに,MIT人工知能研究所を創設。人工知能,知覚,言語の研究分野でインパクトの大きい論文を発表。The Society of Mind( 邦題『心の社会』)は,心についての何百ものアイデアを提供しており,それらのアイデアは本書の内容へと発展している。

つまり、我々はまだ機械、猫、人間の差が分かってないのです。小さな反応の集合体が心だというなら、その集合の量の差で、これは機械で単純なプログラムに過ぎない、猫は感情っぽいモノがあるけど人間の心とは違う、そして私の思考、性格がある、と分けているのに過ぎないとしたら?なぜ、機械と猫と人は違うのか、それを研究すると、究極的には『人間が作れる』事になります。肉体的な人間と言うよりは、人間の思考その物を作り上げることができます。ミンスキー博士は人工知能の研究者なのでそういうことをずーーーっと、それこそ50年以上研究しています。無論、この意見に反対する人達だっています。それだって読んでいてとても楽しい。

こういう一見すると仕事と関係ない読書こそ楽しいですね。思考が広がります。それに、一見すると関係ないだけで、実は仕事とめっちゃくちゃ関係ありますよ。仮にGoogleに最高級の人工知能が搭載されて、iPhoneやアンドロイド端末に『私は転職したいのだけど、どこがいいかな?』と相談したら『ココがいいです』と教えてくれるようになったとしましょう。そしたらリクナビ、ラクジョブ含めて全ての求人広告サイトは潰れます!(笑)その未来はもう少し先になりそうですが、絶対そういう時代は来るでしょう。その時、我々は何をすべきか、今からそなえることもできるわけです。

こういうことは、自分が今興味ある本、今、読みたい本、今の仕事に関係あるモノばかり読んでいると絶対出てこないものです。私は自社のスタッフ達にもよく『仕事とは関係ない古典、哲学を読みなさい』『ビジネス書ばかり読まずに思想書や、あるいは他業界の本を読みなさい』と伝えているのはこれが理由です。つまり、ビ・ハイアに入ると沢山、仕事と関係ないような本まで読んで、しかもそれについて思考することを求められるわけです。めっちゃ大変ですよ。楽しいけどね。

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コメント

清水 有高

清水 有高Yukou Shimizu

ビ・ハイア株式会社 代表取締役

一ヶ月1,500〜3,000冊の読書をする読書家。昭和53年12月23日 滋賀県出身。滋賀県立大学人間文化学部卒業。2001年 人材紹介会社の創業メンバーの一人として営業担当取締役として活動。2005年 プロダクションアイジー(アニメ制作会社)に転職。経営企画室に配属。その後、2005年12月にビ・ハイア株式会社を設立。

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