東京五輪ボランティア問題アーカイブ 2019年3月・4月〈第5巻〉

[東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会]開催を前に、ボランティア運営などについて様々な議論を呼んでいます。その議論の火付け役である本間龍氏が、2018年7月より毎週執筆しているボランティア問題メルマガを再編集・加筆し、時系列でまとめたアーカイブを2ヶ月ごとに刊行します。

待望の第5巻は、2019年3月・4月メルマガ分のアーカイブです。

(以下、第1巻著者前書きより、加筆あり)
私は以前よりボランティア無償問題を追及し、2018年夏にはその主張をまとめた「ブラックボランティア」(角川新書)を上梓しました。東京五輪の開催が迫る中、その様子を毎週記録し、読者に伝えたいと考えました。そして、それらを月別にまとめ、さらに多くの読者に伝える試みを始めます。東京五輪の無謀さ、特に11万人以上のボラをタダ働きさせようとする五輪組織委と国、電通の理不尽で醜悪な姿をこれから開催まで、余すことなくお伝えしようと思います。

<第4巻・目次>
・#Tokyoインパール2020 2019年3月〜4月分のまとめ
・第32回 東京五輪 「文化プログラム」のくだらなさ(2019年3/6掲載) 
・第33回 2020TDM推進プロジェクトとは(2019年3/13掲載)
・第34回 竹田会長辞任だけでは、トカゲの尻尾切りに過ぎない(2019年3/20掲載)
・第35回 竹田会長退任 五輪返上に触れない全国紙の異常(2019年3/27掲載)
・第36回 五輪期間中の終電延長と予想されるリスク(2019年4/3掲載) 
・第37回 小池都知事ご執心の「風呂敷プロジェクト」とは(2019年4/10掲載) 
・第38回 桜田五輪担当相、遂に更迭(2019年4/17掲載)
・第39回 五輪正式競技日程の発表と懸念(2019年4/24掲載)

本間 龍

1962年生まれ。著述家。1989年、博報堂に入社。2006年に退社するまで営業を担当。その経験をもとに、広告が政治や社会に与える影響、メディアとの癒着などについて追及。原発安全神話がいかにできあがったのかを一連の書籍で明らかにした。最近は、憲法改正の国民投票法に与える広告の影響力について調べ、発表している。著書に『原発広告』『原発広告と地方紙』(ともに亜紀書房)、『原発プロパガンダ』(岩波新書)、『メディアに操作される憲法改正国民投票』(岩波ブックレット)、『広告が憲法を殺す日』(集英社新書、共著)ほか。