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2018.10.07 SUN - 読書ブログ

辛くて嫌な学校なんて我慢して行かなくていいけど、学校行かないとハンデはある。いい本は容赦ない真実を突きつける。


いじめられてるなら学校行かなくていい。辛いなら学校行かなくていい。本当にこれは真実だと思う。しかし問題は学校行かなかった場合、社会に出た後に負う結構なハンデだ。日本は学歴社会だし、学校行ってない人間には冷たい。その冷たさにどう向き合うか?コレに明確な答えはない。残念ながら安全な答えはない。

私は中学校不登校2年11ヶ月やってて、高校は通信制だった。勉強は好きだったので一人でやってたら受験は特にしんどい思いもせず地元の公立である滋賀県立大学に入れた。それでも不登校時代は

あの子の人生終わり

と言われていた。親戚一同毎回お盆や正月に帰るたびに学校いつ行くのか?の尋問が続く。本当に辛い。

通信制の高校行ってた頃は刑務所や少年院の近くにある高校で偏差値も30台。その高校の地元の街を歩いていて、通信制の高校に通ってるとわかっただけで白い目で見られるような日々。

それが地元では「それなり」とされてる大学に入った途端に

まあ!素晴らしい!

一体どうやってまともに戻れたの?!

と大絶賛と言う名のクソみたいな言葉のオンパレード。なんなんだコレは(笑)でも、コレが日本社会の典型的な反応なんだろう。

学校行かずに正規、とされる地獄の我慢ルートからズレた子供達を受け入れる土壌や制度は本当に今の日本にはない。いじめられて死ぬくらいなら学校行かなくていいし行っちゃダメだと思うけど、じゃあその正規ルートから外れた後に負うハンデをどう乗り越えるか?あるいはそれ自体を活かして社会で活躍するか?については誰も明確な答えを持ってない。

嫌でも我慢して学校いく

に耐え抜けた人、あるいはそれを楽しー!と感じられてしまう人が

嫌でも我慢して仕事する

大企業社会で成功を収めていく。じゃあそこからズレた人はどーすんの?もう終わりなの?答えは

終わりではないがかなりキツイ

のは事実なのだ。フリーターの生涯賃金は6000〜8000万程度で大卒大企業勤務になると生涯賃金は2.5〜3億になる。大卒大企業勤務は退職金も含んでるので一度も務めた会社をやめない前提になる。どれだけ辛くても、やる気出なくてもしがみつける人がこの賃金をゲットできる。

勉強嫌でも我慢して、仕事嫌でも絶対やめない!そう言う人が得する社会の中では

嫌でも我慢して学校いく

のはある意味わかりやすい成功パターンなのは事実だ。コレ以外のルートを社会はどうやって用意するんだろう?今から問題意識持って変えていっても変わるのは何十年とかかるだろう。

じゃあ今苦しんでる子供達はどうすんの?ハンデ負わせるの?そんなのあんまりだ。ここに答えはない。無いから考え続けて行動するしか無い。

起業したら学歴は関係ないけど、サラリーマンよりキツイ現実がのしかかるから全員に起業しろ!なんて言えない。とにかく社会は正規ルートからズレた弱者に厳しい。

と、ここまで書いたら

ソーダーソーダー日本けしからーん

という話になりそうだけど、結局そんなこと言っても何の解決にもならない。

日本は終わりだ、、、と絶望しても世界を見ればもっと大変な人がいる。どんな時代でもどの国でも国終わろうが始まろうが隆盛極めようが亡ぼうが、一人一人は生き抜いてたから結局自分でなんとかするしかないのか。それにしてもキツすぎる。読書し出すと国の嘘、社会の欺瞞が沢山見えてきて

けしからん!

と言いたくなるしその問題意識は大切なんですが、そればっかり言ってても自分の人生は1ミリも変わらない。国への問題意識と自分の人生の問題意識をごっちゃにするとドツボにハマる。自分の人生の問題でおきるストレスを国の問題への批判で憂さ晴らししても1ミリも変わらない。

弱肉強食のこの世の中で人はどうやって生きて、そして少しでも多様性を維持するためにマシな社会を作っていくのだろうか。多様性が維持できない社会は終わってる。

自由論の中でジョンスチュワートミルは

いま、平均的な人間ばかりを集めた大衆の意見が、どの国においても支配的な力となった。あるいはそうなりつつある。そのとき、この力にたいする重しとなり、悪いところを正すのは、卓越した思想の高みに立つひとびとの、いまこそますますきわだつ、その個性ではなかろうか。だから、とりわけいまのような状況においては、例外的な個人が大衆と異なる行動をとるのを、控えさせるのではなく、励ますべきである。

かつての時代においては、人と異なる行動をとるのは、それが普通より優れているのでなければ意味がなかった。しかし、現代においては、大衆に順応しない実例を示すこと、慣習に膝を屈するのを拒否すること、ただ単にそれだけでも意味がある。

世論の専制は、変わった人を非難するものだ。だから、まさしく、この専制を打ち破るために、われわれはなるべく変わった人になるのが望ましい。性格の強い人がたくさんいた時代や地域には、変わった人もたくさんいた。そして一般的に、社会に変わった人がどれほどいるかは、その社会で、ずば抜けた才能、優れた頭脳、立派な勇気がどれほど見出されるかにも比例してきた。したがって、現在、あえて変わった人になろうとする者がきわめて少ないことこそ、この時代のもっとも危うい点なのである。

と言っている。この学歴社会からズレた不登校児というのは変わり者の最たる事例だろう。そういう変わった人も受け入れられる社会こそ活力のある社会だと思う。ミルさんに言わせれば不登校児こそこの息苦しい社会、同調圧力に満ちた社会を打ち破る活路だろう。


引用終わり

しかし、ミルさんも

「変わり者を貫く勇気はどこから来るんですか?」

に対する答えを持っていない。

「理想論はわかったけど今私は苦しんですがどうしたらいいんですか?」

にどう答えてあげたらいいのだろう?それは結局一人一人事情が違うから真剣に考え抜くしかないのだけども、学校からドロップアウトしてしまった人たちはそういう考えにすら行かない人たちが多く、それを考えないほうが悪いと切り捨てていいものなのだろうか。とは言え、考えないとどうしようもないのもまた事実だ。

いい本は容赦ない真実を突きつけてくる。

マルクスは労働者に与えられる賃金は衣食住の最低限と憂さ晴らしのお金だけ、と言った。これもまた正しい。しかし、そこから抜け出す方法は書かれていない。強いて言えば「万国のプロレタリアートよ団結して革命だ!」なんだろうか?それを実行する勇気がなかったらどうするんだろう?総括されるんだろうか?それは別の暴力を生むだけだ。

シュンペーターは産業が発達してくるとイノベーションが起きて100人でできていた仕事が80人でできるようになり必ず失業が生まれる(無論倒産も生まれるだろう)。その失業者たちはイノベーションによって生まれた新産業が吸収すると言った。これもまた事実だろうが、じゃあ、イノベーションによって失業した人達が新しい職につくまでの生活費はどうするんだ?新しい職につくための勉強の費用は?社会が全て負担するのだろうか?これもまたキツイ。

いい本は容赦なく真実を突きつけてくる。お手軽な解決策を述べたほうがよっぽど人を騙して気持ちよくさせる事ができる。そんなのは無駄だが苦しんでる人がそれを求める気持ちもわかる。

隠蔽し続けても何にもならないけど、見つめるにしては現実の問題はでかすぎて恐ろしい。それでも今日も読書だなと思う日々です。

なんのお手軽な救いもない文章を読んだそこのあなたは素晴らしい!ありがとうございます!

涼しくなってきたので清水さんは短パンからパジャマズボンに切り替わりました!パジャマ万能!(笑)


重い話ばかりしててもシャーないんでロックマンの新作でもやろーっと。この辺りの行動パターンも不登校の頃から変わってない笑


清水有高プロフィール

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清水 有高

清水 有高Yukou Shimizu

ビ・ハイア株式会社 代表取締役

一月万冊 清水有高(しみずゆうこう)滋賀県出身。元不登校児、母子家庭育ち。ビ・ハイア株式会社代表取締役。滋賀県立大学人間文化学部卒業。ベンチャー役員、上場企業役員などを経験しコーチ、投資家、経営者として活動中。東京大学を始め各種大学でも講演多数。コーチングと読書を経営に活かし営業利益1億円以上、自己資本比率70%の会社を経営。8年間でスタッフ1人あたりの営業利益を100倍以上にする。

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